【RIZIN.48】好調の太田忍がリベンジに失敗!元谷友貴がリアネイキドチョークで返り討ちに
9月29日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナで『RIZIN.48』が開催され、リオ五輪レスリング銀メダリストの太田忍(THE BLACK BELT JAPAN)が、元谷友貴(アメリカントップチーム)との2年ぶり再戦で一本負けを喫し、バンタム級次期挑戦者争いからまたしても後退を強いられた。 【ライブ速報・動画】『RIZIN.48』リアルタイム速報中!フィニッシュシーン動画も紹介中 太田忍は、東京五輪出場の道が絶たれたあと、2020年大晦日、RIZINデビューと同時にプロMMAに転向。元谷とは2022年夏の『RIZIN.37』で対戦。0-3の判定負けを喫している。当時を「MMAの赤ちゃんだった」と振り返る太田だが、その元谷戦後の倉本一真、瀧澤謙太での1R KO勝ちでMMAファイターとして覚醒。この2年での成長ぶりはRIZINファイターの中でも群を抜いており、バンタム級コンテンダーとしてあと一歩まで迫っていた。 昨年10月の佐藤将光戦での黒星でタイトル戦線から後退を余儀なくされたものの、芦澤竜誠、牛久絢太郎に連勝。さらにBellatorでのロジャー・ブランク戦ではノースサウスチョークで一本勝ちをあげてみせた。MMAシーンにおいては脅威の試合ペースだが、試合の度に成長と結果を見せてきた。 満を持しての再戦。太田は1Rからパンチを中心に積極的にスタンド勝負を仕掛けた。打ち合いでもひるむことなく元谷の右目上をカットさせる猛打を浴びせた。元谷も打ち返し激しい殴打戦となるが、最終第3Rはテイクダウンを狙うなど欲も見せた。 だが、経験値では元谷が上だった。元谷はバックを取って4の字ロックで太田をがっちり捕獲。暴れる太田だったが、元谷はその隙を見逃さずリアネイキドチョークで一本勝ち! 多くのファンが期待した太田のリベンジストーリーを実力で粉砕した元谷は、「こんだけ勢いのある太田選手をしっかり極められたんで、そろそろベルトどうですかね。獲りたいと思います」とアピール。アメリカントップチームの同僚である堀口恭司も『逆襲のファンタジスタ』の逆転勝利を笑顔でたたえた。 スポーティングニュース本誌サイトでは、『RIZIN.48』後半第8試合からメインイベントのホベルト・サトシ・ソウザvsルイス・グスタボまでリアルタイム速報する。
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