日韓ランナー1230人快走 長崎・対馬で国境マラソン 高橋尚子さん、猫ひろしさんも参加
日韓のランナーが“国境の町”で健脚を競う「第28回国境マラソンIN対馬」(実行委員会主催、西日本新聞社など後援)が23日、長崎県対馬市上対馬町の三宇田海水浴場前を発着点に開かれた。 日本から920人、韓国から310人の計1230人がエントリー。参加者は雨が降る中、アップダウンの激しいハーフマラソン(約21キロ)と7・1キロの2種目で競い、交流を深めた。 ハーフ男子は39歳以下の部門の阿比留和弘さん(27)=対馬市=が1時間10分25秒でトップ。「一昨年もハーフに出たが、脱水症状でうまく走れなかった。雨で涼しく、思うような走りができた」と喜んだ。ハーフ女子は韓国のランナーだった。 今年のゲストランナーは、シドニー五輪女子マラソンの金メダリスト・高橋尚子さんと、リオデジャネイロ五輪男子マラソンのカンボジア代表・猫ひろしさん。高橋さんは「ハーフは日本で一番きついコースだと思った。ここでしか味わえない体験を多くの人たちにしてもらいたい。熱い応援もあって最高です」と笑顔で話した。 (平江望)