HPVワクチン、無料期間を延長へ 定期接種逃した女性対象 厚労省
子宮頸(けい)がんなどを引き起こすヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防するワクチンについて、厚生労働省は27日、定期接種を逃した女性を対象に来年3月まで無料で行うとしていた特例措置「キャッチアップ接種」の期間延長を決めた。 接種は計3回受ける必要があり、同月末までに初回接種をすれば、その後1年間無料で受けられるようにする。 期間延長に伴う対象者は1997~2008年度生まれの女性。厚労省によると3回の接種には最短で4カ月かかるため、期間内に接種を終えるには11月末までに1回目を受ける必要があった。しかし、夏以降ワクチンの需要が大幅に増加し、一時的に出荷が制限されていたことなどを考慮した。