タイ発の新世代ホラー・ムービー『フンパヨン 呪物に隠れた闇』の予告編＆ポスタービジュアルが完成

大阪アジアン映画祭で好評を博したタイ発の新世代ホラー・ムービー『フンパヨン 呪物に隠れた闇』が7月5日(金)より日本公開されることが決定。このたび予告編とポスタービジュアルが完成した。 【写真を見る】日本で昨年公開された“洒落怖”『リゾートバイト』 日本でも人気急上昇中であるタイ発BLドラマ「Lovely Writer The Series」や「Step by Step」などに出演し、“アップ”の愛称で親しまれるプーンパット・イアン＝サマンと、「The Gifted Graduation」や「Fish Upon the Sky」などに出演し、“プーウィン”の愛称で親しまれるプーウィン・タンサックユーン。本作では、日本でファンミーティングが開催されるほど注目されているタイの2大若手スターが共演している。 “フンパヨン”とは釈迦の時代から存在するタイの伝統的なお守りである術式人形のこと。神聖であると同時に恐ろしいものでもあるこの人形には、死霊術師の強力な呪文がかけられている。このフンパヨンにはさまざまな流派があり、身を守るものもあれば、破滅を招くものもあると言う。 弟の僧侶ティーに会うために旅に出たタームは、ドンシンタム島の寺院で、フンパヨン(呪物)に魔術をかける彫刻家ジェットと出会う。そこで彼は、ティーが前の僧院長を殺して逃亡したという噂を聞くが、タームはティーが人を殺すことができるとは思えない。彼はまた、曽祖父シンタムの人形に対する村人たちの信仰に疑問を抱き、それは村を守る霊的な存在というよりも、ただの盲目的な迷信だと考える。その後、恐ろしい出来事が次々と起こり、村は恐怖に包まれる。女性が行方不明になり、死人が続出し、挙げ句の果てには、曽祖父シンタムの人形が壊されてしまう。村人たちは怒りに燃え、ナイフを持った犯人を捕まえるための呪いの儀式を始める。 近年、日本でもYoutubeでの怪談配信や怪談イベント開催などで、様々な“怪談師”と言われる方々が活躍している。そのなかで怪談ジャンルの1つとして認知が広まりつつある「呪物」に特化し、タイトルどおり「呪物」に隠れた闇が得体の知れない恐怖に観る者を誘っていく本作に乞うご期待。 ■＜スタッフコメント＞ ●ポンタリット・チョーティグリッサダーソーポン(監督) 「この作品では、フンパヨン(人形)への信仰がタイ社会から決して消えていないことを伝えています。それどころか、人形に対する信仰はさらに強まり、そのことを悪用する悪い輩も出てきています。この映画ではフンパヨン(人形)に対するさまざまな考え方を描きました。一番の狙いは観客に恐怖を与えることですが、これまでの監督作品と同じように、人間のいろいろな感情を表現することを心がけました」 文/山崎伸子