最新物流倉庫に潜入、イメージが一変! “明るくて・キレイでびっくり” 働きたくなる施設づくり
1. ロボットが注文された商品の情報を読み取り、ロケーション(保管している棚の場所)まで自動で移動する 2. 近くにいる人が商品を取り出し、箱に入れる 3. ロボットが自動で梱包スペースまで運ぶ
┌────────── 以前は、商品の送り状とロケーションを見比べながら、自分でその棚に行って商品を取り出して……とやっていました。でも、ロボットがロケーション情報を元に棚を特定してくれるので、誰でも簡単にピッキング作業ができるようになり、時短や効率化につながりました。(保阪氏) └────────── なお、ロボットがどうやって商品がある棚を見極めているかというと、倉庫内のマッピング情報がロボットに入っているからだ。そのマッピング情報をもとに、プログラミングされた導線に沿って動いているという。
ちなみに、このロボットは前面のセンサーで障害物を検知して避けるようにプログラミングされているが、なかなか動きが速いうえにかなりギリギリに来るまで避けないので、人間がロボットの圧に負けて避けるという光景を取材中に何度か見かけた(笑)。きびきびと一生懸命働いているロボットを人間が邪魔してはいけない…!という謎の心理が働く。
また、STOCKCREWは在庫管理も自社開発のWMS(倉庫管理システム)を利用しているという。顧客ともシステムを共有し、物流センター内の出荷・在庫・請求の状況が簡単に確認できるようになっている。
また、プロロジスとSTOCKCREWでは共同で、小規模EC事業者向けのフルフィルメントサービスを提供する専用区画「THE CUBE」を開設した。小規模事業者の新たな物流インフラとして、事業成長を後押しするのが狙いとのことで、EC担当者はぜひともチェックしてほしい。
デジタル化で倉庫全体を効率化! 最先端の物流拠点
さて、ロボットによる倉庫のピッキング作業効率化の事例を紹介したが、最新物流倉庫の次に注目すべきは、「倉庫内のデジタル化」はこれだけではない。プロロジスでは、IoTやAIを活用した業務の効率化、ドローンによる点検など、施設の至るところに最先端の技術が取り入れられている。特徴的なシステムとして、以下の3つが挙げられる。 ■ 「プロロジススマートボックス」