阪神・森下翔太、18日ぶり打点 犠飛で打点18とするも反省「ヒットでつなぎたかった」
(セ・リーグ、広島6-2阪神、8回戦、広島5勝2敗1分、21日、マツダ)18日ぶりに、数字が一つカウントされた。阪神・森下翔太外野手(23)が反撃の犠飛を放ち、打点は「18」に。久しぶりに自らのバットで得点をもたらしたが、反省が口をついた。 「あそこは点差もあったので、ヒットでつなぎたかった。あした(22日)またああいう場面があったら、しっかり打っていきたい」 大量6点ビハインドを追いかける八回。木浪が内野安打で出塁すると、代打・ミエセスの打球が失策を誘う。さらに近本、中野の連打で1点を返し、なおも無死満塁の好機で打席に立った。苦戦を強いられていた床田の6球目を左翼へ打ち上げる。三走・ミエセスの激走もあり、2点目を挙げた。森下の打点は3日の巨人戦(東京ドーム)以来出場12試合、45打席ぶりだった。 この1点で床田を降板させる形にはなったが、代わった島内に大山、ノイジーが封じられて追い上げもここまで。一回2死一、二塁の好機でもノイジーが一飛に終わっており、岡田監督も「そらお前、中軸が打たんから。1本でも出とったらいいけどお前、点が入れへんわな。あのへんが打たんと」と嘆いた。 だからこそ、背番号1が引っ張っていかなければならない。三回の第2打席には先頭で左前打を放ち、3試合連続安打。これが今季マツダスタジアムで14打席目での初安打だった。昨季は打率・328とセ本拠地で最高の成績を残した得意の地での一本と、久しぶりの打点で上昇気流に乗っていけるはずだ。 「選球眼的には全然悪くないですけど、もっとスイングを見直す部分がある。今日の動画だったりを見たりしながら、明日なるべく良い形で行けるようにしたいです」 次こそは持ち前の勝負強い一打で、勝利を呼び込んでみせる。(中屋友那)