【65歳でリタイア希望の夫婦】貯蓄額・年金月額・生活費「みんなの老後の平均はいくらですか?」
定年後も働く理由は?早めの老後対策を
はじめのヒューマンホールディングス株式会社の「仕事に関する意識調査」によれば、定年後も働こうと考える634名に「何歳まで働こうと考えているか」を聞いたところ、「66歳~70歳(35.2%)」「61歳~65歳(31.1%)」という結果になり、70歳まで働こうと考えている方が多いとわかります。 定年後も働く理由は以下の通り。 ・生活費を稼ぐ(67.8%) ・健康を維持する(45.6%) ・好きなことをする費用を稼ぐ(40.4 %) ・社会とのつながりを持つ(33.8%) ・仕事のやりがいを感じる(19.4%)など 物価高や老後の不安が高まる今、生活費のために働きたい人が多いとわかります。 一方で、仕事をして得られるのはお金だけではありません。 毎日仕事をすることで生活にメリハリがついたり、社会とのつながりができたり、やりがいを得たりするために仕事を続けるのも一つでしょう。 ただ、誰しもいつまで働けるかはわかりません。やはりまとまった貯蓄を用意したり、老後の公的年金や私的年金などで年金を厚めに用意したり、「お金にも働いてもらう」資産運用などで対策をすることは大切でしょう。 大切なのは「わが家の貯蓄、年金、生活費」はいくらか把握することです。これを機に、ご家庭のお金事情についてじっくり考えてみてください。
参考資料
・総務省「2020年基準 消費者物価指数東京都区部 2024年(令和6年)1月分(中旬速報値)」 ・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」 ・総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)平均結果-(二人以上の世帯)」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要」 ・PRTIMES「63.4%が「定年後も働く」、うち「66歳~70歳まで」「現在の会社での再雇用希望」が最多 ―50代男女1,000名に聞く「仕事に関する意識調査」も実施―」
宮野 茉莉子