雅安市、中国、7月22日 (AP) ― 大雨による鉄砲水が発生した中国北西部と南西部で、少なくとも20人が死亡、捜索救助活動が続いている。 　四川省漢源県では、鉄砲水が新華村を襲い、8人が死亡、約30人が行方不明となっている。 　鉄砲水は7月20日午前2時30分ごろ発生、住宅40戸が被害を受け、村民1524人が被災した。 　雅安市から23救助隊が災害現場に派遣され、1500セットを超える救助用具が送られた。 　危機管理省はまた、29人の救助専門家と13セットの救助機器、緊急通信用のドローンを現地に送った。 　一方、陝西省閘水県では、高速道路の橋の崩落現場では、1,000人以上の消防隊員と武装警察が投入され、行方不明となっている31人の捜索が続けられている。 　橋は19日午前8時40分頃、突然の豪雨と鉄砲水で一部が崩壊、この事故で12人が死亡した。 　初動調査によると、合計17台の車と8台のトラックが橋から金銭河に落下。 　20日の正午現在、車が回収され、12人が死亡、1人が救出されたと同州党委員会は述べた。 　21日午後の時点で、さらに2台の車が下流域で発見されたが、人の姿はなかったとテレビ局が報じている。     （日本語翻訳・編集　アフロ）