明治時代から伝承 「カロム日本選手権大会」
びわ湖放送
彦根市では、明治時代から受け継がれてきたボードゲーム「カロム」の日本一を決める大会が開かれました。 30日、彦根商工会議所で行われた35回目の「カロム日本選手権大会」には、北は福島県から南は鳥取県まで全国各地から、総勢243人のカロム愛好家が参加しました。 カロムは、おはじきに似たボードゲームで、自分の色のコマすべてを4隅のポケットに入れた後、ジャックと呼ばれるコマを先にポケットに入れると勝ちとなります。エジプト発祥とされるカロムは、明治時代の後期、日本に伝わったとされていて、その文化が彦根市や周辺の地域には強く根付いています。 30日は、5歳から86歳までの人たちがカロム伝承の地に集結し、制限時間の5分ぎりぎりまで真剣な表情でカロム盤に向かい熱い戦いを繰り広げました。 大会を開催した「日本カロム協会」は、「大会を通じて、カロム文化を発信し、地域を盛り上げていきたい」としています。
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