【磐田戦での、得点直後の失点。勝点2を落とした浦和レッズの前向きな課題(2)】伊藤敦樹「シーズン当初に悩んでいた時よりも」……4―3―3の次のフェーズ
ジュビロ磐田戦で浦和レッズの最大のポイントになったのは間違いなく得点直後の進め方だった。しかし、突き詰めて課題を考えるなら、前半あれだけボールを握って押し込む時間帯が多くありながら、そこでリードを奪えなかったこと、そして1-1の同点にされた後に勝ち越していくエネルギーという部分も、ここから勝ち点3を重ねていくための課題として表れたことは間違いない。 ■【動画】中島翔哉のボールに右足で合わせた! 浦和レッズのジュビロ磐田戦での先制弾!■ 伊藤敦樹は「チャンス自体はありましたけど、もっと決定的なチャンスを作るには単純にクロス上げるだけじゃなくて、そのサイドからもう1個、裏に走ってポケットを取るだったり、ミドルシュートだったり。前半から押し込んでる時間が長かったので、そこでそういうのを増やしても良かった」と反省点を語る。 「一番は前半の入りから良い立ち上がりでしたし、チャンスも何個かあった中で、先制点を取れていたらもっと楽に運べてたかなと思うので。そういういい展開の時に仕留める力をつけないといけないかなと思います」 そうした勝ち切るための課題というのは開幕の頃に苦しんでいたものとは違って、4ー3ー3のシステムやペア=マティアス・ヘグモ監督の戦術がチームに浸透してきて、次のフェーズに進んできていることを意味する。伊藤は「シーズン当初にみんなが悩んでいた時よりも、もっと上のところで悩んでいるというか。押し込むところとか、チームは前進できている」と主張する。
■戦術的なベースと個の特徴
4ー3ー3の特性を生かしたビルドアップで相手をドミネート(支配)しながら、必要に応じて可変したり、選手間でローテーションしたりといったアドリブを入れることで、4ー3ー3のシステマチックなウイークというのを埋める。就任当初はヘグモ監督もできる限りポジションを固定して、そこでの役割を徹底させていたが、現在は戦術的な意図に相反しない範囲で、選手間の状況判断をリスペクトしている向きもある。 それは戦術的なベースがあっても「それぞれの選手に違った特長があって、周りとの関係性を深めることが大事だと思います。非常に興味深いところですけど、例えばウイングのところで左の中島翔哉は右の前田直輝とは違います。その特長の違いによってインサイドハーフやサイドバックの動きにも影響する」と説明するヘグモ監督の言葉からも読み解くことはできる。 磐田戦では相手からボールを握ることができる前提での前向きな課題が出たこと、自分たちがリードした直後などのゲームコントロール、そして終盤にもう1つゴールを目指していくパワーのところで課題は出たが、ここからルヴァン杯を挟んで首位のFC町田ゼルビア、ヴィッセル神戸、中断期間を経てセレッソ大阪、鹿島アントラーズ、折り返しのスタートに名古屋グランパスと対戦する、上位との連戦は浦和のシーズンを占う重要局面だ。 伊藤は「3試合、4試合、上位との試合で折り返しになりますけど、そこで勝つか負けるかでシーズンほとんど決まってしまう」と語る。この勝ち点1を前向きな糧にできるかは今後の浦和の戦い次第だ。 (取材・文/河治良幸)
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