小豆島町の飲食店で食中毒 保健所が1日間の営業停止 ヒラメなどの寄生虫の一種…食中毒防ぐには【香川】
香川県小豆島町の飲食店で魚に寄生する寄生虫が原因の食中毒がありました。 県によりますと11月29日に小豆島町の飲食店「UCHINKU(うちんく)で食事をした12人のうち10人が、おう吐や吐き気、下痢など食中毒症状を訴えたということです。入院した人はおらず、患者は快方に向かっています。 患者に共通する食事は、この店の食事に限られ、食材のヒラメの残りと、患者の検便から魚の筋肉に寄生する寄生虫の一種、「クドア・セプテンプンクタータ」が検出されたということです。 店ではこの日、ヒラメのカルパッチョが提供されていて、これが原因とみられています。小豆保健所はこの店の料理が原因の食中毒と断定し、店を12月3日、1日間の営業停止にしました。 県によりますと「クドア・セプテンプンクタータ」による食中毒は、生食用の生鮮ヒラメ(ヒラメの刺身など)に関連するものが多く、マイナス20度で4時間以上の冷凍、または中心温度75度で5分以上の加熱で、病原性が失われるということです。一度凍結させて食べるか、加熱調理することで食中毒は防ぐことができると考えられているとしています。
岡山放送