サッカー＝元蘭代表ニースケンス氏が死去、Ｗ杯で2大会連続準優勝
［７日 ロイター］ - オランダ・サッカー協会（ＫＮＶＢ）は７日、１９７０年代にワールドカップ（Ｗ杯）で２大会連続の準優勝に貢献した元同国代表のヨハン・ニースケンス氏が死去したと発表した。７３歳だった。 ニースケンス氏はアルジェリアでＫＮＶＢのコーチングプロジェクトに携わっていた際に病気を患ったという。詳しい死因はまだ明らかにされていない。 ニースケンス氏はスタミナ、根性、スキルを兼ね備えた運動量の豊富なＭＦとして活躍。７４年と７８年のＷ杯ではオランダ代表の主力を担った。クラブでは代表でもチームメートだったヨハン・クライフ氏とアヤックス（オランダ）やバルセロナ（スペイン）でプレーし、アヤックスでは７１年から欧州チャンピオンズカップ（現欧州チャンピオンズリーグ）３連覇を果たした。 引退後はオランダ代表やバルセロナなどでコーチを務めていた。ＫＮＶＢは「世界は才能あるスポーツマンだけでなく、何よりも思いやりがあり、やる気に満ちた素晴らしい人物に別れを告げる」と哀悼の意を示した。
