GENERATIONS片寄涼太「相手に気持ちをストレートに伝えることに抵抗ない」
「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のボーカリストとして活動している片寄涼太。ライブでは伸びのある歌声とキラキラしたルックスで非常に高い人気を誇っているが、俳優としても『兄に愛されすぎて困ってます』で映画初出演を果たした。土屋太鳳演じる橘せとかを“愛しすぎる”兄・はるかを演じた片寄が、自身の恋愛観や今後の活動ビジョンなどを語った。
俳優とライブでは違う面を見せたい
映画のタイトル通り、妹のことを愛しすぎてしまう兄を演じた片寄。端正なルックスゆえに、不器用な愛情表現はときにコミカルにも映り、非常に人間臭い。そんなキャラクターに「はるかって思っていることをうまく表現できない一方で、すぐに顔に出たり……不器用なんだけれど、一途な思いとかが格好いいです」と共感を覚えたという。 自身との共通点を問うと「自分も不器用なところがあって、思いに反したことが相手に伝わってしまうことがあるんです。そういう部分は似ていると思ったし、負けず嫌いな部分も似ているかな」と自己分析する。 普段はボーカリストとして、歌でファンを魅了している片寄。「『GENERATIONS from EXILE TRIBE』というグループでいるときは、メンバーが助けてくれることもたくさんありますし、僕自身もほかのメンバーとバランスを取り合って、自分の役割を演じている部分はありますが、俳優の仕事をさせていただくときは一人なので、より濃く自分の色を出していくことが重要だと感じました。そしてそうすることが、良い作品を作っていくうえで大切だという感覚は新鮮でした」と撮影を振り返る。 さらに「俳優とライブでは違う顔を見せたいです」と語った片寄。「グループでは7人の中の自分という思いが強いし、周囲から求められるものも固まりつつあります。でも俳優は、作品や相手によって求められることが違います。なので、『GENERATIONS』での自分とは、まったく違ったイメージを持たれることも大歓迎なんです」 続けて「求められていることにしっかり応えるということもすごく大事なことですが、パブリックイメージを覆してやろうという気持ちもあるんです。反抗心というわけではないんですけれど、型にはまりたくないという思いはあります。その意味では、期待を裏切るような怖い役や悪役もやってみたいです」と目を輝かせる。