市場価格よりも安い「官公庁オークション」は誰でも利用できる?「出品物」や「市場価格との違い」は?
近年、フリーマーケットアプリの普及で不用品を必要としている方へ譲る方が増えています。フリーマーケットアプリ以外の方法として、「官公庁オークション」が注目されています。実際にどのような方法で参加できるのか、誰でも購入が可能なのかなど詳しく知らない方もいるでしょう。 この記事では、官公庁オークションの基本的な解説と参加条件、購入できる物の種類について詳しく説明しています。オークションを利用している方は、ぜひ参考にしてみてください。
官公庁オークションとは
官公庁オークションとは、警察や消防署、市町村などの地方公共団体である行政機関が出品しているオークションのことです。 出品の方法は、2種類あります。表1にまとめました。 表1
※紀尾井町戦略研究所株式会社「KIS官公庁オークション初心者ガイド」を基に筆者作成 表1から、オークションで出た収益は行政機関が利用していることが分かります。官公庁オークションの特徴として、3つ挙げられます。 ●出品者となるのは行政機関のみなので、問題は起きにくい ●市場価格よりも低い価格で物が入手できる可能性がある ●入手しづらい物が手に入る可能性がある 気になった方は、一度出品されている物を見てみるのもよいでしょう。
購入できる人と条件
官公庁オークションを利用するには、以下の条件を満たしている必要があります。 ●18歳以上であること ●インターネット公売や、インターネット公有財産売却の関連法規を順守できること ●運営側が定める規約やプライバシーポリシー、および物件を出品する行政機関のガイドラインを順守できること ●暴力団員による不当な行為の防止などに関する法律に規定する暴力団員などに該当していないこと ●日本語を理解できること ●日本国内に住所または連絡先があること ●KSI官公庁オークションの会員登録を自身の情報で登録していること 日本国内に住所がない方や連絡先がいずれもない方、未成年者でも代理入札や共同入札で官公庁オークションを利用できる場合があります。行政機関のガイドラインを確認してください。