食べこぼし・不明瞭な発音などは、遊びながらトレーニング! 放課後デイを選ぶポイントも解説【「こども発達LABO.」にしむら夫妻に聞く就学準備・後編】
放課後デイは子どもの課題を一緒にフォローしてくれるところを
Q:放課後デイサービスを利用したいと考えています。選び方を教えてください A:チェックポイントは理念がきちんと書いてあるか。あとは子どもの課題にマッチしたところを 基本的には放課後等デイサービスも幼児期に通う児童発達支援事業所と同じです。公式ホームページに理念が明確に書いてあるかどうかをまずチェックしてください。そして書いてあるところを中心に、今お子さんにある課題を一緒にフォローしてくれるところを選んでいきましょう。 放課後デイには、学習に力を入れているところ、運動が中心のところ、ソーシャルスキルに力を入れているところなど、様々な特徴があります。お子さんの課題とマッチするところを見極めて。 また、放課後デイでも、お子さんに対する「評価」と「フィードバック」がきちんとあるかも確認してください。「こういうところが現時点でできていて、こういうところができていない。だからこうしていきましょう」のように。 また、見学に行った時点で、スタッフが子どもの特徴をある程度予測できるかどうかも専門家としてのスキルがあるかの目安になります。さらに、プログラムを個人に合わせて組んでくれるのかなども、チェックしてみるといいですよ。 料金や送迎の有無、利用日数などももちろん大事ですが、お子さんがのびのびと過ごせるところをぜひ選んであげてください。
その子に合う遊びを設定して、少しずつ成長していけるようサポートを
ここまで色々なテクニックをご紹介してきました。プロの保育者が行っている「遊び」は、実は身体や言葉の発達を促しています。その遊びを、おうちでもうまく取り入れていくとよいと思います。特性のあるお子さんは、これらの目的を持った遊びをどう設定してあげるかが大事なポイントになります。 決して、就学がゴールではありません。就学後、お子さんには6年間という長い学校生活が待っています。入学までにあれもこれもできるようにならないと…と決して焦らず、お子さんに合ったペースで、少しずつ学校生活に慣れていけるようにサポートしていきましょう。