バイキング・セラピューティクス株急伸、錠剤型減量薬の治験結果好感
(ブルームバーグ): 米バイオ医薬品会社バイキング・セラピューティクス株が26日寄り前の取引で急伸。錠剤型の肥満治療薬に関する初期治験で良好な結果を発表したことが好感されている。
同社によると、プラセボ(偽薬)と比較して28日間で平均3.3%の体重減少が見られ、深刻な有害事象は報告されなかった。バイキングの株価は、寄り前の取引で一時21%上昇した。
バイキングはイーライリリーやノボ・ノルディスクなどともに、注射型ではなく経口型の減量薬の開発を競っている。声明文によれば、バイキングは今回の結果に基づいて、開発薬「VK2735」を中期段階の治験に移行させる予定。
特筆すべきことに、バイキングの肥満症治療薬を投与された患者は、プラセボと比較して下痢や嘔吐(おうと)といった胃腸に関する問題の発生率が低かった。胃腸の副作用はノボの「ウゴービ」やイーライリリーの「ゼップバウンド」のような肥満治療薬でよく見られる。
原題:Viking Therapeutics Jumps on Early Weight-Loss Pill Results(抜粋)
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Madison Muller