【台風情報】台風10号 “非常に強い勢力”に急発達 台風の目ハッキリ 非常に強い勢力のまま29日に九州上陸おそれ 中四国・近畿を縦断か 気象庁・アメリカ・ヨーロッパ進路予想比較【1日までの雨・風シミュレーション】
■台風10号が急発達 非常に強い勢力へ さらに発達予想 台風の目も 台風10号は、27日16時には奄美市の東の海上にあって北北西へとゆっくりとした速さで向かっています。中心気圧は950hPa、中心付近の最大風速は45m/sで前日に比べて急発達して非常に強い勢力となっています。 【画像で詳しく確認】急発達した台風10号 気象庁・アメリカ・ヨーロッパ各国の進路予想比較&大雨・暴風シミュレーション(9月1日まで) 衛星画像では台風の目もハッキリと確認できるようになってきました。勢力の最盛期に入り、このあとさらに発達する予想です。 気象庁進路予想(JMA) 台風10号はこのあとも西寄りへとゆっくりとした速度で進みます。28日15時には屋久島の南西の海上を中心とする予報円に達する見込みです。前日までの予想よりもさらに発達する見込みで、中心気圧は935hPa、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルとなっています。 その後、29日(木)午後には九州のすぐ西の海上を中心とする予報円に達する見込みです。その後は北東へと向きを変えて強い勢力で中国・四国方面へと進み、近畿・東日本方面へと進んでいく予想です。かなり心配な状況へと変わってきました。 【画像で確認】全国各地で大荒れに 大雨・暴風シミュレーション(9月1日まで) ■アメリカ予報機関 九州上陸後に日本列島縦断コースを予想 アメリカ海軍進路予想(JTWC) アメリカ海軍の進路予想では、傾向は気象庁と大きく変わりません。九州の南の海上までは北西方向へと進んできて、その後、北東よりに進路を変えて九州から中四国・近畿方面へと進む予想となっています。アメリカ海軍の予想でも九州の西側まで進む可能性を示しています。最大風速をみると九州の南の海上に達したあたりで勢力が最も強くなっています。 ちなみにアメリカ海軍の最大風速はノット表示です(1ノット=約0.514m/s)。ただアメリカ海軍と気象庁では最大風速の定義が異なるため、気象庁の最大風速と単純に比べることはできません。(アメリカ海軍(1分平均風速)の方が、気象庁(10分平均風速)よりも大きな値となります)