世の中に「楽して儲けられる」うまい話はない! 10年でゼロから資産7000万、37歳女性の痛恨の「詐欺被害」
「結局、余計なことをしないのが一番ですよね(笑)。私も、最初に山崎元さんのベストセラーの名著『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』を読んでいたんですよ。それなのにこれからは暗号資産、不動産ってどんどん手を出しちゃった。 さんざん痛い目にあってからようやく、山崎元さんの本が提唱する初心に戻って、インデックス投資だけにしようと思いました」 ■資産は4%ルールで運用 情報商材詐欺、不動産投資詐欺と立て続けにあい、金銭的にも精神的にも大きな打撃を受けた。しかし、ゆみにゃんさんは普段の仕事に加えて、副業でのYouTube発信を頑張り、節約して貯金、資産形成をしてきた(※節約貯金の過程は前回の記事に詳細あり)。37歳の現在、その資産額は約7000万円にもなる。
今まで痛い目にあったからこそ、現在は投資や資産運用は短期的なものやハイリスクなものを避け、長期運用を前提としたインデックス投資のみだ。 「現在は、基本的にeMAXIS SlimのS&P500を買い足しています。生活防衛資金の300万、あとは直近で払う税金分、YouTubeなどの事務経費、海外旅行費用など、全部で2000万弱を現金で保有して、あとは全部インデックス投資に回しています」 インデックス投資で米国株を買うか、全世界株を買うかはつねに議論の的である。
「米国株を選んだ理由としてはFIREしたかったからです。トリニティスタディの4%ルールを参考に決めました」 トリニティスタディとは、アメリカのトリニティ大学の研究で、リタイア後はどのように運用したら資産が持続するかについて研究したもの。それによると、資産の50%をS&P500に連動した株式、残りの50%を債券に投資して、毎年当初の資産額の4%を引き出して生活しても、ほとんどの確率で資産はゼロにならない……とされている。
「長期で過去のリターンを見ると、全世界よりも米国株のほうがいいので、FIREしたかった私はそれを買いました。といっても、全世界株を買っても6-7割は米国株なのでどちらにするかはそんなにこだわらなくてもいいかもしれません。 ただし、これからのことはわからないので、将来的にインドや中国がもっと伸びると考えるなら全世界優先で買ったほうがいいかもしれません」 ■継続の秘訣は仲間との自習チャット 10年かけて資産を築いたゆみにゃんさん。節約貯金を継続できた秘訣はライバルや仲間の存在だという。