PM2.5の値が深刻なタイで空気清浄機の売り上げが増加
タイで空気清浄機の売れ行きが急上昇している。 2023年12月以降、農作物の焼却によりPM2.5(微小粒子状物質)のレベルが上昇し、買い物客が空気清浄機を購入し始めたという。 世界保健機関(WHO)は、PM2.5の安全レベルを大気1立方メートルあたり5マイクログラムとしているが、タイの首都バンコクではここ数週間、毎日15倍以上の濃度で推移している。 スーパーマーケット・チェーン「ビッグC」の最高経営責任者兼社長のアスウィン・テチャジャレオンビク氏は、「多くの家庭では、ほこりを除去するために空気清浄機を購入しなければなりません。その結果、全国の店舗における空気清浄機の売上は、前年同期比で100%以上伸びました」と話した。 タイでは毎年12月から4月にかけて、危険なレベルのPM2.5が記録されている。 2023年3月、タイの公衆衛生省は、大気汚染レベルの上昇により約130万人が体調を崩していると報告した。当局によると、1週間で20万人が入院したという。 (タイ、バンコク、2月5日、映像:Viral Press/アフロ)