アプガ(プ) 渡辺未詩×OCHA NORMAの中山夏月姫の異色“タッグ”インタビュー
アイドルとしてプロレスから学べること
──鈴木愛理さんと同じ方向性を目指している場合じゃないと? 渡辺 いやいや、違います! むしろ逆なんですよ。私が鈴木愛理さんみたいに輝こうと思ったら、ゴリゴリ筋トレをするしかないんです。そのことに気づいたんですよね。 中山 すごい名言……! ──ところで中山さんは生粋のプロレスファンとして、様々な団体の大会を観戦していますよね。東京女子プロレスならではの特徴や魅力はどんな点にあると思いますか? 中山 もちろんプロレスですから試合中はバチバチに闘うわけですけど、東京女子の選手ってリングを降りたらみんな仲良しなんですよ。そういった和気あいあいとした様子をSNSでもアップしているんですけど、そこがプロレス団体として新しいところだし、素敵だなと感じました。ひとつのチームとして、まとまりがあるんですよね。 ──では、その中でも渡辺選手の魅力は? 中山 ズバリ、パワーだと思います! 女子プロレス界トップの体力おばけだと私は考えているくらいですから。プロレスって強いだけでも絶対にダメで、やっぱりエンターテインメントとして人を惹きつける力が大事になってくるじゃないですか。その点、渡辺選手の試合って最初から最後まで目が離せないんですよね。 ポニーテールをギュッと結んでのジャイアントスイングとか本当に最高ですよ。会場が一気に湧きますから。渡辺選手の色に会場が染まっていく様子を観ていると、ある意味、私も勉強になりますし。「これのアイドル版を私もできないかな?」と考えちゃうんです。 渡辺 うれしい……。最大級の賛辞(笑)。 中山 やっぱりプロレスから学べることってすごく多いんですよ。たとえばメンバーが10人いたら、曲の中で自分のソロパートがあるわけですね。その短い時間で、どうやって会場の視線を自分に向けさせるのか? ましてやプロレスの場合、360度すべての方向から観られるという前提もありますから。配信で観ていただければ伝わると思うんですけど、渡辺選手の技ってどこから抜かれても画になるんです。すごすぎますよ。