【社会人野球】元巨人ドラフト1位の桜井俊貴が中3日を3失点完投も敗退 来季へ「東京Dで勝つこと目標に」
◆第49回社会人野球日本選手権▽2回戦 JR東海3―2ミキハウス(4日・京セラD) ミキハウスは、JR東海に逆転負けで2回戦敗退となった。 元巨人の桜井俊貴投手が先発し、5回まで2安打無失点と好投。しかし2―0の6回2死一、二塁で5番・平野英丸一塁手に同点二塁打を許すと、続く牛場友哉捕手に勝ち越しの中越え適時打を浴びた。打線は8回に2死一、三塁、9回にも2死二塁のチャンスを作ったが、あと1本が出なかった。 桜井は10月31日の初戦にも先発。強豪・ENEOSを相手に5安打で公式戦初完封を飾り、チームを21年ぶりの初戦突破に導いた。この日は中3日のマウンドとなったが「昨日くらいに張りも抜けて、すんなり行けた」と、7安打3失点、7奪三振で2戦連続の完投。最速も150キロを計測し「(JR東海は)スイングが強いですし、なんとかタイミングや芯を外してというところではすごくいいピッチングができた」と振り返った。 2015年にドラフト1位で巨人に入団した桜井は、1年間のスカウト生活を経て今年からミキハウスに加入。チームの大黒柱として、当初から目標に掲げていた都市対抗と日本選手権に1年目で出場を果たした。「都市対抗、やっぱり東京ドームで勝つこと。そこはまた新たな目標にして、そこに向かって冬は考えながらやっていきたい」と桜井。社会人2年目のシーズンへ、さらなる成長を誓った。
報知新聞社