【韓国ドラマ】超ハマる「時代劇」大ヒットを記録した5選
シュルプ
世子(皇太子)選びの受験戦争を描いた異色の時代劇。共感必至!母として人としてのあるべき姿に、感涙せずにはいられない! テーマは、王宮内の母と子が奮闘する、世子(皇太子)選びの受験戦争。朝鮮王朝の次の王を約束される世子は、順当であれば、正室である王妃の産んだ王子、“大君”(テグン。一方、側室の産んだ王子は“君”として区別された)の長子が自動的に選ばれます。 ただ、「択賢」(テクヒョン)という考え方もあり、非常事態などの異例として嫡流でない王子が王として選ばれることもないわけではありませんでした。「択賢」とは、徳と功のある最も賢い者を選ぶという意味。ドラマでは、この「択賢」を現代の受験になぞらえて、王宮内の王子選びの試験として大胆に脚色し、朝鮮王朝の架空の時代を舞台に描かれるというわけです。 それゆえ、通常なら成人すると無条件に地方に飛ばされる側室の王子たちなのですが(世子以外の大君も)、ドラマでは、我が子が世子になるチャンス!とばかりに、「択賢」が採用されるとなるや否や、君たちの母である側室たちがにわかに世子選びの受験バトルに参戦して奮闘しまくるという次第。 Netflixシリーズ「シュルプ」独占配信中
後ろ盾になる外戚がいないファリョン王妃。彼女が産んだ大君は5人いるのですが、その長子である世子(俳優ペ・イニョク)は文武に秀でたうえに、母思い、弟思いの文句なしのデキた息子。ところが、残る4人の大君といえば、軒並み問題児ばかり。宗学(チョンハク)という帝王学を学ぶ王子たちの授業にも、遅刻せずにまともに出席することのほうが稀という体たらく。 唯一の頼りだった世子が突然、血の病に倒れたところから、物語は一気に暗雲の様相に。実は、今の王(俳優チェ・ウォニョン)は、20年前に嫡流だった当時のテイン世子が同じ血の病で亡くなったことから、件の「択賢」によって、母である大妃(俳優キム・ヘスク)が側室でありながら世子に選ばれたという経緯が。そして、テイン世子の弟たちも次々と殺害されていたという事実まで。ということは、「択賢」で大君の誰かひとりが世子に選ばれなければ、息子たちの命が危うい……。かくして、愛する息子たちを守るため、ファリョン王妃の命懸けの闘いが始まるのです。 ■Netflixシリーズ「シュルプ」独占配信中