前田愛「やさしい言葉しか…本当にやさしくしていただきました」義父・中村勘三郎さんとの思い出に涙『中村屋ファミリー』インタビュー
義父・勘三郎さんは「いつまでも一緒にいたくなってしまう人」
――改めて、愛さんにとって勘三郎さんはどんな存在でしたか? やさしい言葉しかかけてもらいませんでしたし、本当にやさしくしていただきました。 いつも「愛ちゃん、愛ちゃん」と言って、かわいがってくださいましたし、病気になられる前も、小さい七緒八を預けさせてもらったり。母と3人でお出かけしてくださって、たくさん助けていただきました。 新しい着物を着たら、「それは今まで見たことない色だね、似合うね」と言ってくれたり…本当に、いつまでも一緒にいたくなってしまう人。お話もすごく楽しくて、ずっと聞いてたくなっちゃうんです。 いつだったか、どういう流れでその話になったのか覚えていないんですけど、お父さまが「間がいいから、この子(勘太郎さん)踊れるよ」って言われたことがあって。 まだ勘太郎がすごく小さいときで、立って何かをしていただけだったと思います。「そうなんですか。うれしいです」なんて話をしたんですけど。 本人にも言ってないし、これまで私だけのものにしてきた言葉なんですが、今思えば「頑張れ」と言っていただいているような、支えになっているようなところがあります。 常に緊張感を持って接しなければと思っていた私を、いつも笑顔で迎え入れ、ほぐしてくださる、やさしい、やさしい義父でした(と、涙ぐむ)。 聞き手:後藤博(番組プロデューサー)
めざましmedia編集部