中国運輸局 JR芸備線「再構築協議会」設置を発表 改正地域交通法に基づく制度を全国初適用【岡山】
岡山放送
始めは利用低迷が続くJR芸備線についてです。国が関与し路線の存廃を議論する再構築協議会の設置が1月12日に決まりました。協議会の設置は全国で初めてです。 国土交通省中国運輸局によりますと全国で初めて設置される協議会の名称は、「芸備線再構築協議会」です。対象となる区間は、新見市の備中神代駅と広島県庄原市の備後庄原駅までの68・5キロですが、広島市の広島駅まで区間を広げて議論するということです。 岡山県や広島県、新見市や両県のバス協会など14の組織と個人が参加し、中国運輸局が主導して協議を進めます。 岡山県の伊原木知事は、再構築協議会が設置されれば参加すると回答していましたが、既存の会合での協議の継続を希望していました。 (岡山県 伊原木隆太知事) 「そもそも我々が望んでこのような協議をするわけではない、これは間違いない」「新見市全体の交通体系にどのような影響を及ぼすのか十分配慮してもらうよう国に対してお願いしたい」 再構築協議会の設置については、2023年10月、JR西日本が要請を行っていて、正式に設置が決まりました。第1回会合の日程は改めて発表するとしています。 ※構成員 国 ・国土交通省中国運輸局(議長) ・国土交通省中国地方整備局 地方公共団体 ・岡山県 ・広島県 ・新見市 ・庄原市(広島) ・三次市(広島) ・広島市 鉄道事業者 ・JR西日本岡山支社 ・JR西日本広島支社 公共交通事業者 ・岡山県バス協会 ・広島県バス協会 公安委員会 ・岡山県警察本部 ・広島県警察本部 学識経験者 ・呉工業高等専門学校環境都市工学分野 神田佑亮教授
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