岩城滉一 「ダチだよ!ダチ!!」初共演の同年代俳優との関係性 周囲ツッコむ「昭和の香りが」
俳優の岩城滉一(73)が11日、都内で行われた映画「ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春」公開記念舞台あいさつに出席。初共演したキャストへの印象を語った。 1997年公開の映画「なにわ忠臣蔵」以来、26年ぶりの映画主演。温かい拍手が沸き上がる中、爽やかな白いスーツ姿で登場し、26年ぶりの映画主演について「26年もたちましたか?朝飯、何食ったかも覚えてないから、もう覚えてないんですけど」と自虐も交え「無理しないで出来る。白髪のままでいいし」と自然体を強調した。 主人公と市のコミュニティで出会う友人を演じたのは、同年代の田山涼成。本作が初共演で、初対面の際、岩城は「芝居間違えたら絶対文句言いそう。感じ悪い親父だなと思っていた」という。 ただ、関係が深まるとともに変わり「本当に真面目な方。本当に良い方。もう俺たち“ダチコウ”だよねと言った」と明かした。 田山も岩城と初めて会ったときは「うまく言えないんですけど、怖いイメージ。リーゼント姿が頭の中をよぎりまして、どうお話ししたらいいかと思っていた」と苦笑い。「岩城さんが“ダチだよ!ダチ!!”って。これまで“ダチ”という言葉は使ったことがありません。さすが岩城さんらしいなと思いました」とワイルドな岩城の姿を感じたと笑った。 聞き慣れない“ダチ”というワードにMCから「最近使わないですよね。昭和の香りがします」とツッコまれ、岩城は「そうですか?」とおとぼけ顔を浮かべていた。 映画が夫婦の老後を考える映画がきっかけとなったし、「女房が先に死んだらどうなるのと考えさせられました。精いっぱいやっていけることはやって、健康より幸せがいい。幸せに生きていきたいな」とはにかんだ。 「人生100年時代」と言われる現代。岩城は一歩を踏み出して様々な人と交流し新たな挑戦をはじめ、自分の“第二の青春”を送ろうとする71歳の主人公・福山健二を演じた。 本作はNetflixオリジナルドラマ「火花(7・8話)や、ドラマ「ワカコ酒」を手掛けた久万真路監督がメガホンを取り、オリジナル脚本で描く希望の物語。5月10日より全国公開されている。