松坂桃李、役所広司・芳根京子と再共演 天然痘と戦った町医者の実話「雪の花」映画化
俳優の松坂桃李が主演を務め、役所広司、芳根京子と共演する映画『雪の花 ーともに在りてー』が、2025年1月24日に全国公開されることが決定した。原作は、作家・吉村昭が1988年に発表した「雪の花」(新潮文庫刊)。江戸時代末期を舞台に、天然痘の撲滅に奮闘した町医者・笠原良策を描いた物語で、『峠 最後のサムライ』『明日への遺言』などの小泉堯史監督がメガホンを取る。 【動画】「VIVANT」で共演!松坂桃李と役所広司 『居眠り磐音』(2019)以来、約5年ぶりの時代劇となる松坂は、福井藩の町医者・良策役で主演。天然痘の絶対確実な予防法が異国から伝わったと知った良策は、京都の蘭方医・日野鼎哉(ひのていさい)に教えを請い、私財をなげうち種痘の苗を福井に持ち込む。
良策の師・鼎哉を演じる役所は、松坂とは映画『日本のいちばん長い日』(2015)、『孤狼の血』(2018)、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(2019)、TBS日曜劇場 「VIVANT」(2023)に続き5度目の共演。そして、良策の妻・笠原千穂を、松坂とは『居眠り磐音』以来2度目の共演となる芳根が演じる。 かつてない予防法成功の為に様々な困難にも諦めず、妻・千穂の支えの中で流行病と戦い続ける良策。自らの利益を顧みずに、本気で日本を天然痘から救おうと立ち上がった彼の姿を通して、いま生きる希望を問いかける。
松坂桃李、役所広司、芳根京子、小泉堯史監督のコメントは以下の通り。(編集部・入倉功一)
松坂桃李/笠原良策役
非常に身が引き締まる思いです。時代劇に参加するのは『居眠り磐音』以来。約5、6年の時間が経っていますが、小泉堯史監督のもとで 演じさせてもらえるということが、僕にとっては非常に光栄でした。そして、今回、再共演となる役所広司さんはじめ、素敵なキャストの方々と共演させてもらえたのは何より心強かったです。わからないもの程怖いものはない、そんな未知の病と戦った一人の町医者が繋いだ希望。懸命に命と向き合う笠原良策の姿を『雪の花』という作品を通して観ていただきたいです。