ルパン一色の斎場で見送られ モンキー・パンチさんをしのぶ会
人気アニメ「ルパン三世」の原作者で、肺炎のため4月11日に81歳で亡くなった漫画家のモンキー・パンチ(本名=加藤一彦)さんをしのぶ会が14日、東京・港区の青山葬儀所で営まれた。アニメで主人公ルパンの声を担当するタレントの栗田貫一さんや実写映画でルパンを演じた俳優の小栗旬さん、銭形警部を演じた浅野忠信さんら約300人が参列した。
祭壇はイメージカラー「赤」に染まる 遺影の周りにキャラクター
祭壇はルパンのイメージカラーである赤を2000本のバラなどで表現。遺影を取り囲むように原作画のキャラクターパネルが飾られ、サーチライトに照らされた夜空で展開される追走劇を再現した。 式典では、栗田貫一さんが弔辞を読み上げ、「24年前、先生が大切なルパン三世をお任せいただいた時も、そんなルパン三世なんてできる訳がないとお断りしたところから、始まったことを思い出します。先生に守られてきて、続けてこられたんだと思います」と、モンキー・パンチさんとの思い出を語った。
ユニークな特別メニューも用意
また、キャラクターをモチーフにした特別メニューも用意。ルパンが身に着ける赤のジャケットと黄色のネクタイをイメージした「ルパン寿司」をはじめ、「銭形のとっつぁん稲荷」「五ェ門 斬鉄剣オードブル」などユニークな料理が参列者に振舞われた。 会場内のいたるところに、アニメのイラストやフィギュアなどが飾られ、モンキー・パンチさんはルパン一色に染まった斎場で静かに見送られた。