50代「眉メイクが苦手な人」は、描きすぎが原因?!
「ついつい眉をむずかしく考えがちなアラフィー世代。眉メイクの発想を変えれば、もっと気楽に、簡単に、若見えがかないます」(長井さん、以下同)。(上)シュエトゥールズ ブロー&アイラッシュブラシ ¥1,320/資生堂 (中)アイブロウ ブラシ 02 ¥3,850/アディクション ビューティ (下)アドバンスト アイブロウ NB ¥3,300/アクセーヌ 【写真】あか抜ける眉メイク
「眉メイクのアイテムは年々進化。使ったことのないアイテムにトライすることも、眉メイクのアップデートのためには大事」。(上)ラ パレット スルスィル ドゥ シャネル N 02 ¥7,700/シャネル (中)フジコ マジカルアイブロウカラー 03 ¥1,408/かならぼ (下)アイブロウリキッド マイクロ 004 ¥2,750/アディクション ビューティ
自分の眉に自信がもてないのは、「しっかりきれいに」描きすぎているから!
■チークやリップを楽しめる今だから、眉はおとなしく 「コロナ禍でマスク着用がマストだったときは、眉とアイメイクがメイクの主役だったので、しっかりきれいな眉が映えました。でもマスクをはずした今、眉がしっかりきれいなままでは、アイメイクやリップ、チークとけんかし、『うるさい顔』になって損してしまいます」と長井かおりさん。チークやリップを楽しめる今、眉はおとなしくするのがおしゃれ。「メイクはバランス。主役と脇役がいて、美人が生まれます。今は明らかに、眉が脇役の時代なのです」。 ■眉メイクをほめられたら、喜んではいけない アラフィー世代の女性には、眉こそ命とばかりに、さまざまな眉メイクアイテムを駆使し、しっかりきれいな眉に仕上げている人も。「以前は、そんな完璧に仕上げた眉が素敵だったんですが、今はたとえ人からほめられても、真に受けてはダメ(笑)。そもそも眉に目がいってしまった時点で、今どき眉ではないということ。『今日のメイク、なんだかいい感じ』『雰囲気が若くなったんじゃない?』と顔全体の印象についてほめられたら、その眉メイクは大成功です」。 ■形や太さに正解なし。自分なりのベストでいい 眉の形や太さの流行は、時代の移り変わりに従って変化。そんな流行についていけず、長年描き慣れている眉からなかなか抜け出せないのが悩み、という人も多い。「今は、形や太さはさほど問題ではありません。むしろ、長年描き慣れた眉は毛の生え方や骨格、表情に寄り添い、そのかたにとってベストであることが多いので、無理に変える必要はないと私は考えています」。問題は「濃さ=緻密さ」だと長井さん。「発想を変えて引き算できれば、しっかりきれいな眉から抜け出し、驚くほどあかぬけて、自分の眉に自信をもてるようになりますよ」。
●教えてくれたのは ヘア&メイクアップアーティスト 長井かおりさん メイクする人の気持ちに寄り添った、すぐに実践できるメイク指南が各メディアで評判。YouTube『長井かおり おしゃべりメイクBOX』では眉メイクの回が大人気。 撮影/榊原裕一(人物) 恩田はるみ(物) ヘア&メイク/長井かおり スタイリスト/大谷玲奈 モデル/牧野紗弥 取材・原文/小田ユイコ ※エクラ2024年2・3月合併号掲載