着服疑惑で懲戒免職となった財団元職員を窃盗容疑で再逮捕…知人のキャッシュカードで75万円引き出す
山口県警周南署は5日、同県周南市、公益財団法人周南市文化振興財団の元職員の被告(57)(詐欺罪で公判中)を窃盗容疑で再逮捕した。 【写真】山口県警察本部
発表によると、被告は3月22~24日、市内の知人女性(80歳代)名義のキャッシュカードを使い、市内の現金自動預け払い機(ATM)から3回にわたって計75万円を引き出して盗んだ疑い。「女性から借金をするためにカードを借りて出金した」と容疑を否認しているという。5月に女性の親族から相談を受けた同署が捜査していた。
同財団では約1億5070万円の着服疑惑が発覚。昨年8月に懲戒免職処分となった被告は今年6月、取引先から現金をだまし取ったとして逮捕、起訴された。10月には取引先から集金した現金を着服したとして業務上横領容疑で再逮捕された。