芸術家マン・レイ×ジム・ジャームッシュ監督『リターン・トゥ・リーズン』2025年1月公開
芸術家マン・レイの作品とジム・ジャームッシュ監督のコラボレーション映画『Return to reason(原題)』が、『RETURN TO REASON/リターン・トゥ・リーズン』の邦題で2025年1月24日に公開されることが決定した。 【写真】ジム・ジャームッシュとカーター・ローガンによる音楽ユニット・スクワール 『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『ナイト・オン・ザ・プラネット』などのジャームッシュ監督がその作品に影響を受けたと語る、1910年代半ばに起こった芸術思想・芸術運動、ダダイズムのパイオニアであるレイ。本作は、そのレイが監督を務めた短編映像作品『理性への回帰』『ひとで』『エマク・バキア』『サイコロ城の秘密』の4本と音楽を合わせた映像作品。音楽は、ジャームッシュ監督と近年のジャームッシュ作品のプロデューサーであるカーター・ローガンによる音楽ユニット「スクワール」が手がけた。 ジャームッシュ監督は15年ほど前からサイレント映画に音楽をつけてみたいと思っていたことからこの企画を始動し、レイの短編映像作品にスクワールの音楽を合わせたライブを2017年から開始。パリのポンピドゥー・センターや、ロンドンのクイーン・エリザベス・ホールなどでも実施した。そして、レイが初めて映画製作に着手してから100周年にあたる2023年に、4Kレストア版としてモノクロ映像を美しくよみがえらせ、そこにスクワールによる繊細かつ破壊的な音楽が融合した本作を製作し、カンヌ国際映画祭クラシック部門でプレミア上映された。 さらに、本作の日本公開を記念して本国オリジナルポスターを大きくあしらったTシャツをロングライドが運営する物販サイト「LONGRIDE STORE」にて先行販売することが決定。12月16日20時より販売がスタートする。
リアルサウンド編集部