維新の大阪都構想再検討に「疑問がある」…自民大阪府連、新会長に青山氏
自民党大阪府連は22日、大阪市内で開いた府連大会で、新会長に青山繁晴参院議員(72)(比例)を選出した。10月の衆院選で惨敗したことを受け、府内選出ではない青山氏に再建を託すことになった。青山氏は大会で「本来の自民党の姿に戻し、次の総選挙では必ず議席を取り戻す」と述べた。 青山氏は神戸市出身。共同通信記者などを経て2016年の参院選比例選で初当選し、2期目。
自民は衆院選で、府内では候補を擁立した15小選挙区で日本維新の会に全敗。府連会長だった谷川とむ氏も落選し、国会議員は衆参3人だけとなり、府連側が知名度や発信力のある青山氏に会長就任を要請した。 青山氏は大会後の記者会見で、地域政党・大阪維新の会が再検討を始めた大阪都構想について「(反対という)府民の判断が示されたものをまた多額の費用をかけてやることには疑問がある」と述べた。