4月の美容の正解は?友利新さん「40代の春スキンケア戦略」!|STORY
異常気象が続く影響で、春と秋が短く、夏が長くなることで四季から「二季」へと変化しつつある日本の気候。「暑さや紫外線にさらされる時期が長くなる」ことで大人の肌にも影響が! 皮膚科医の友利新先生と、チーム十年美容が春からやるべきスキンケアについて考えました。
友利 新先生×十年美容チーム
<中央>皮膚科医 友利 新先生 都内クリニックに勤務の傍ら、医師という立場から美容と健康を医学的根拠を持って追求し、雑誌・TVなどで展開中。YouTubeも大人気。 <左から> ・STORY 十年美容ライター 松葉恵里 過酷な環境下での肌管理をしてきた元国際線CA。働く小学生ママ目線での時短美容も得意としている。毎月のSTORY紹介インスタライブも好評。 ・STORY 十年美容ライター 稲益智恵子 ビューティ連載を長年担当し常にコスメの新情報をキャッチ。最新コスメとアート、観劇にときめきながら多角的に「美」の栄養をチャージしている。 ・STORY 十年美容ライター 尾崎亜佐子 年間数百のコスメを試し、良品を研究し尽くしたケアで年齢不詳の肌を保つ。美容イベントでの講師や一般社団法人 日本パーソナルコスメ協会 代表も務める。 ・STORY 十年美容ライター 田路暢子 元化粧品会社PR。プチプラコスメなどにも造詣が深く、日々のドラコス・バラコスパトロールも欠かさない。豊富な知識と探究心で最新コスメを研究。
友利 新先生に訊く!Q&A
Q.日本は「二季」の状態になりつつありますが、肌にはどんな影響が?(ライター田路) 肌の角層が紫外線を受け入れる準備期間がなく、よりエイジングのリスクが高まっています!私たちの肌は、紫外線が強くなる季節に向けて少しずつ角層が厚くなり、紫外線を受け入れる準備をします。そして夏以降はメラニンを含んだ余分な表皮から排出されていき秋冬の乾燥する季節に備えていくのですが、「二季」になるとその肌準備が間に合わず、紫外線の影響を受けやすくなり、くすみなどのエイジングが加速する恐れが。 Q.実際、紫外線量は4月から増えると聞くので、UV・美白ケアは始めるべきですよね?(ライター松葉) UV・美白ケアは特に二季ということなら、一年中やるのが基本。UV・美白ケア商品の発売は春夏に集中するのですが、本当は一年中やってほしいです。というも紫外線は365日どんな日も降り注いでいるので、日々のケアにUV・美白ケアを取り入れることで、少しずつブライトニングや肌の澱みの予防・改善が期待できます。 Q.日焼け止めが高機能・つけ心地が良く進化した印象がありますが、どんなものがおすすめですか?(ライター稲益) 日焼け止めに迷ったら「美容成分たっぷり」のもの「名品の進化形」がおすすめ。「スキンケア級」、「よりUVカット機能が高まった名品」が2大トピック。美容液級のビタミンC配合のオバジ、ヨレたUV膜を修復する機能が加わったアネッサなど、新作がおすすめです。 Q.ブースター、化粧水、美容液…美白アイテムが豊作ですが、どんなアイテムを選ぶべきでしょうか?(ライター稲益) くすみやシミだけでなく、たるみやシワなど総合的にエイジングケアできるものがベスト。美白やシミといった表層のケア・深層のエイジングケアと分けずに、今年は肌の全層に働きかける美白アイテムが充実。エイジングケアもできる美白が必要な40代には、このタイプなら通年ケアしやすいと思います。 Q.日光に当たる時間が増える=炎症のリスクが高まると思いますが、どんな対策をすべきでしょうか?(ライター尾崎) 美白ケアをすることで同時に炎症ケアも叶います。美白アイテムには最終的に炎症を抑える成分が入っています。なので、美白ケア=炎症のケアだと思ってください。例えば、美白のトラネキサム酸は抗炎症、コウジ酸もメラノサイトに炎症がいくことを抑える働きがあります。 Q.夜に力を入れる人が多いですが、朝にできる美白ケアはありますか?(ライター尾崎) はい!朝こそビタミンCを入れて日中の紫外線から肌を守って!美白ケアは基本的に朝夜してほしいのですが、特に朝のケアにおすすめなのはビタミンCです。ビタミンCの効能の中で大きいのが抗酸化力。紫外線を浴びると活性酸素が発生し、肌は酸化(錆びつき)を起こします。この日中の酸化リスクを考えて、朝にビタミンCを取り入れると酸化ダメージから守ってくれます。