竜星涼×八木莉可子、“真逆の性格”がみせたコンビネーション 『潜入兄妹』への思いを語る
日本テレビ系で放送中の土曜ドラマ『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』(以下、『潜入兄妹』)。父親を殺した犯人を追うべく特殊詐欺グループに潜入する兄妹の物語で、警察官で正義感と行動力にあふれる兄の渡良瀬貴一を竜星涼、国立大学に通うエンジニアで優秀なホワイトハッカーである妹の渡良瀬優貴を八木莉可子がそれぞれ演じている。 【写真】竜星涼×八木莉可子の単独2ショット! 共演の思い語る(8枚) 竜星と八木は、それぞれ役とは「真逆の性格」と語るが、2人が目指している兄妹像はピタリと一致していた。今回のインタビューで見せた掛け合いは、まさに互いを思い合う本当の兄妹のようでもあり、兄妹バディとしての相性は抜群だ。 取材日の翌日にクランクインを控えた2人に、特殊な環境に置かれる役に対する意気込みや役へのアプローチ方法、そして緊張を乗りこなす方法などを語ってもらった。
役作りへの意外な取り組み
ーーオファーを受けたときの心境を教えてください。 竜星涼(以下、竜星):潜入ものの作品は『インファナル・アフェア』や『新しき世界』など、国内外問わず好きな作品が多かったので、やってみたいなという気持ちがありました。オファーを受けたときは、「満を持して挑戦できる!」という思いでした。 八木莉可子(以下、八木):潜入ものってどんな感じだろうと正直ドキドキでした。実際に台本を読んでみたら、潜入中の描写がたくさんあって、撮影はどんなふうになるんだろうと楽しみになりました。 ーー竜星さんは潜入ものをよく観られるとのことでしたが、八木さんは準備のためにほかの作品を観られることはありますか? 八木:私は作品に引っ張られてしまうことがあるので、あんまり観ないようにしています。役のイメージごとにプレイリストを作って、音楽から演じる前のスイッチを入れることが多いですね。 ーーちなみに今回演じる優貴の場合は? 八木:Taylor Swiftの「End Game」です。 ーーピッタリな選曲な気がします。『大病院占拠』(日本テレビ系)、『新空港占拠』(日本テレビ系)チームとの制作について、率直にどう感じていますか? 竜星:すでにあるチームの仲間に入って新しくものを作ることに、純粋にワクワクしています。チームワークも出来上がっていると思うので、チームに信頼を寄せつつ、新しい潜入作品を作っていきたいです。 八木:オファーを受けた時は「まさか自分が!」と驚くと同時にとても光栄でした。『占拠』シリーズは、展開が読めなくて驚きが多く、楽しく拝見していました。『潜入兄妹』も、台本を読み進めながら、「騙された!」と驚くことばかりで。演じながら先の展開が楽しみになる作品です。 ーー台本を読んで感じた面白さを教えてください。 竜星:スリリングな展開が続く作品ですが、最後は視聴者の皆さんを裏切らない形の結末が待っているといます。僕自身も、貴一がどんな表情を見せることになるのか楽しみですし、視聴者の方々には、自分ならどう思うか、どうするかを考えながら楽しんでもらいたいです。特殊詐欺の巧妙な手口が扱われる作品なので、詐欺への警鐘にもつながれば嬉しいです。 八木:本当に何を話してもネタバレになってしまうくらい、いろんなシーンに伏線が張られていて、一歩も先が読めない展開になっています。新しい形のサスペンスでありながら、兄妹の絆も描かれているエンターテインメントなので、推理しながら楽しんでもらえると嬉しいです。