竜星涼×八木莉可子、“真逆の性格”がみせたコンビネーション 『潜入兄妹』への思いを語る
竜星涼と八木莉可子、“兄妹”としてのコンビネーションはばっちり?
ーーお2人は初共演となりますが、お互いの印象はいかがですか? 竜星:八木さん、どうです? 八木:もうまさにお兄ちゃんみたいな方だと感じています。最初にご挨拶させていただいたのは衣装合わせのときだったのですが、私が割と緊張してしまってて。よそよそしく挨拶したら、「衣装のジャケット、どっちがいいと思う?」とフランクに話しかけてくださったんです。すぐに壁を取っ払って話しかけてくださる姿に、「お兄ちゃんだ!」 と安心しました。 竜星:(自身を指差し)このジャケットですね。八木さんに選んでもらって即決しました(笑)。八木さんはテレビなどで拝見していたとおりの印象で、知性と品格がある方だなと。僕は、思いついたら即行動で突き進むタイプですが、八木さんは落ち着いて考える真逆のタイプ。いいコンビネーションになるのでないかと思います。 ーー本作は潜入ものドラマであると同時に、深い絆で結ばれた兄妹の物語でもありますね。 竜星:僕は一人っ子なので、兄と妹という強い繋がりに憧れがあります。貴一と優貴を演じるなかでも、兄妹ならではの強い絆を見せていきたいですね。実際に妹がいたら心配で仕方なくなってしまうだろうなと思うので、妹のためなら脇目も振らず一生懸命なお兄ちゃんでいられたらと思います。 八木:貴一と優貴の名前には、どちらにも「貴」という「尊い」を意味する漢字が入っているんです。父親を殺されたことをきっかけに力を合わせて復讐していく「尊い」兄妹像や、そこにある絆を表現できたらと思います。 ーーそれぞれ演じられる役の印象を教えてください。 竜星:貴一は父親が殺されてその犯人を追って、詐欺グループに潜入するような行動力も正義感もある人物です。もし自分が同じ立場になったら、貴一のような行動をしたいと思ってしまうほど、気持ちを理解できる部分がありました。 八木:優貴は少し頑固で、一度決めたことは曲げない性格です。でも、怖いもの知らずというわけではない。怖いという気持ちはありながら、意思を強く持って真っ直ぐに頑張っている子というイメージがあります。復讐心に燃えているだけではなく、恐怖心もある、それでも頑張っている姿をお芝居で表現したいです。 ーー役作りにあたって準備していることは? 竜星:日頃から鍛えたり運動はしているのですが、アクションシーンもたくさんあるので、改めて動ける体にしておこうと準備しています。これまでの経験やこうした準備も含めて、貴一の身のこなしに活かせられればと思っています。 八木:私は、ホワイトハッカーの役なので、タイピングの練習をしています。 竜星:上手くなりました? 八木:ちょっと上手くなりました(笑)! 普段からパソコンで台本を打って覚えたり、タイピングのゲームなどで練習しています。 ーー本作は潜入という緊迫感あるシチュエーションが楽しみなドラマですが、お2人は緊張するタイプですか? 竜星:人並みに緊張しますよ。自分で自分の緊張を自覚したら、周りへ声をかけたりして雰囲気を作り、緊張を乗りこなすようにしています。 八木:私はかしこまった場所が苦手で、真面目な空気とかにすごく緊張します。なので、できるだけ柔らかく、ラフな雰囲気でいられるようにしています。取材とかも緊張してしまうんですけど、今日は竜星さんが話しやすい雰囲気を作ってくださったおかげでリラックスできました(笑)。 竜星:お芝居の場でも、やっぱり緊張することはあります。そういう時も緊張している自分を客観視しつつ、緊張して震える感覚も含めてお芝居に活かそうと意識しています。
古澤椋子