梅雨空はどこへ?山陰各地で“ジリジリ”強い日差し…「真夏日」続出予想で熱中症に警戒(島根・鳥取)
山陰中央テレビ
10日の山陰地方は天気が回復し、晴れて強い日差しが降り注ぎました。いつもの年ですとすでに梅雨入りしている頃ですが、今年はまだその気配がありません。逆に11日からは真夏のような暑さになりそうです。梅雨入りはいつになるのでしょうか。 坂西美香アナウンサー: 午後1時過ぎの松江市です。上空に薄い雲が広がっていますが、ジリジリと強い日差しは照り付けています。ただやや風も吹いているので、幾分その暑さは和らいでいます。 山陰地方は9日夜までのぐずついた天気から回復し、10日の日中は日差しが戻りました。 観光客: 愛知県の名古屋からきました。暑いですね。きのうはちょっと雨が降っていたけどね。 街では紫外線を気にしてか、日傘や長袖姿の人もいました。 山陰地方の梅雨入りの平年日は6月6日頃ですが、梅雨らしい空はどこへいったのでしょうか?鳥取県西部の日野川流域では、5月からの降水量が平年より少なく、国交省は8日から10%の取水制限を始めました。土日の雨で水量は持ち直したものの、次にまとまった雨が降るのはいつになるのか注視しています。 山根収気象予報士: すでに沖縄から九州南部、そして四国地方で梅雨入りが発表されましたが、日本気象協会が6日に発表した梅雨入り予想によると、中国地方は平年より10日ほど遅い16日頃と予想されています。 10日間予報では、15日から16日にかけて一旦ぐずつく見込みですが、週明けは日差しが戻り、来週半ばに雨が降る予想となっています。 梅雨入りのタイミングは、まだはっきりと見通せませんが、注意が必要なのは「気温の上昇」です。 山陰地方は11日から14日にかけて、最高気温が30℃を超える予想で、真夏のような暑さになる見込みです。 これを受けて鳥取県は、今年2回目の「熱中症警戒期間(11日~14日)」を発表。 暑さに体が慣れない時期に高温の日が続くことから、エアコンの適切な使用やこまめな水分補給など、熱中症への対策を呼び掛けています。
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