【山口県】[西京銀行]預金残高、貸出金残高など過去最高 第2四半期決算
周南市の西京銀行(松岡健頭取)は25日、2025年3月期の第2四半期の決算を発表。預金残高は前年同期比1,318億円増の2兆406億円、貸出金残高は前年同期比1083億円増の1兆7,557億円でそれぞれ過去最高を更新した。 預金残高は同社の主力商品「年金定期預金」と「ACT SAIKYO応援定期預金」が好評で、貸出金残高は地元事業者向けの貸出や個人向けの住宅ローンに積極的に対応した結果、中期経営計画最終年度の目標を1年前倒しで達成したあともさらに伸長。 県内を中心とした地元客からの預金を地元事業者や個人に貸し出す「資金の地域内循環」の推進にも取り組み、預金割合は94%、貸出は76%が地元で、10年前に比べるとトータル残高はおよそ1兆円増加している。 一般企業の売上高にあたる経常収益は単体で前年比7%増の181億4600万円、経常利益は9.1%増の54億7,100万円、中間純利益は8・8%増の37億500万円。経常収益は3期連続増収、経常利益と中間純利益は5期連続増益で過去最高を更新した。 この日は地域課題の解決に向けた取り組みとして、預金残高2兆円達成記念で6月から始まっている年金定期預金の金利を0.3%上乗せする特別金利0.5%、ACT SAIKYO応援定期預金を0・1%上乗せする特別金利0.2%のキャンペーンや、同行のキャッシュカードがコンビニなど全国の提携ATMで利用手数料無料の特典を案内。 そのほか銀行の取引がスマホで完結する「スマホバンキング」や、キャッシュレス決済アプリ「さいきょうペイ」など今後展開予定のサービス、人財不足解消にインドネシア政府認定人財送り出し機関との業務提携も紹介した。