「口座がマネロンに使われている」 60代男性が140万円の詐欺被害 大分
大分県日出町に住む60代男性が、警察官や検事を名乗る男から「口座がマネーロンダリングに使われている」などとうその電話を受け、現金140万円をだまし取られたことがわかりました。 警察によりますと、11月8日、日出町に住む男性(60代)の携帯電話に警視庁麻薬取締部の警察官を名乗る男から電話がありました。そして「あなた名義の口座を持っている犯人を捕まえたが、その口座がマネロンに使われていることがわかった。今後は湾岸署の警察官とやり取りしてほしい」と言われました。 その後、男性は検事の『山本』を名乗る男から「あなたは犯罪に加担しているので言うことを聞かないと逮捕する」などと言われ、日出町内の金融機関から指定された口座に2回にわたり計140万円を振り込みました。 男性は相手とのやり取りの中で、「保釈保証金を準備出来るか」と言われたことに違和感を覚えて19日午前中に警察に相談し、詐欺の被害にあったことがわかりました。 男性は「警察官や検事を名乗ったので、つい信用してしまった」と話しているということです。 警察では「警察官や検事が現金振り込みを要求することはないので、電話で要求があった際は冷静になって、家族や知人、警察署に相談してください」と呼びかけています。
大分放送