会場が騒然!? 2023年ドラフトのサプライズ指名(2)“高校BIG3”はまさかの育成指名
プロ野球のドラフト会議では様々なドラマが巻き起こる。過去にはサプライズと呼ばれたドラフト指名で、会場内が騒然となった例が数多く存在する。今年も場内が沸いた上位指名やまさかの育成指名など、予想外の展開もあった。そこで今回は、2023年ドラフト会議で起こったサプライズ指名を紹介する。
佐倉侠史朗
・ポジション:内野手 ・投打:右投左打 ・生年月日:2005年11月3日 ・経歴:九州国際大付 高校1年時から全国の舞台を経験するなど、大きな注目を集めていた佐倉侠史朗。ドラフト上位候補にも挙がっていたが、まさかの育成指名となった。 九州国際大付では1年秋から主軸を担うと、同秋は公式戦で5本塁打を放つなど、強烈なインパクトを残した佐倉。佐々木麟太郎(花巻東)、真鍋慧(広陵)と並んで“高校BIG3”と注目を集めた。 2年春に甲子園デビューし、本塁打こそなかったが、打率.364(11打数4安打)の好成績。同夏にも聖地の土を踏むと、主将として臨んだ今夏も、福岡県大会で打率.435(23打数10安打)と打線を牽引し、チームを甲子園出場に導いた。 高校通算31本塁打を誇る強打者として、支配下指名が期待されていた佐倉。しかし、ドラフト会議では福岡ソフトバンクホークスから育成3位指名。 同じスラッガーとして注目された真鍋は指名漏れを経験するなど、一塁を守る高校生スラッガーは軒並み厳しい評価を受けた。持ち前の打撃でアピールし、早期の支配下登録が期待される。
ベースボールチャンネル編集部