大阪自民の新会長に青山繁晴氏選出 府連外からの起用、異例の人事
自民党大阪府連は22日、大阪市内で府連大会を開き、10月の衆院選で落選し、会長職からの辞意を表明した谷川とむ前衆院議員の後任となる新会長に青山繁晴参院議員(72)=比例代表=を選出した。府連会長は地元の国会議員から選ぶのが慣例で、これまで府連に所属していなかった青山氏の会長就任は極めて異例。 【表でみる】衆院選の大阪府内19選挙区をめぐる各党の獲得議席数 自民府連は令和3年に続き、今年10月の衆院選でも候補を擁立した府内15小選挙区で日本維新の会に全敗。府連所属の衆院議員は比例代表で復活し、初当選した島田智明氏(55)のみになっていた。参院議員は、いずれも当選2回の太田房江氏(73)と松川るい氏(53)の2人。 新会長の人選が難航する中、今月に入って国会議員や地方議員が人事案を固め、青山氏に打診していた。 青山氏は神戸市出身。早稲田大卒業後、共同通信社記者などを経て、平成28年参院選で初当選。当選2回。安全保障などに造詣が深く、参院憲法審査会委員を務めている。