舞台『となりのトトロ』 英・ロンドンで無期限ロングラン上演決定 世界観を尊重した演出で29万人動員
宮﨑駿監督のアニメーション映画を舞台化した『となりのトトロ』が、英・ロンドンで無期限ロングラン上演されることが24日、発表されました。 【画像】舞台『となりのトトロ』の一場面 舞台『となりのトトロ』は、映画で音楽を手がけた作曲家の久石譲さんが発案し、日本テレビとイギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが共同製作した作品です。
2022年にロンドンのバービカン劇場で初演され、2023年11月から2024年3月まで同じ劇場で再演されたこの舞台。原作の世界観を尊重した演出や久石さんの魅力的な音楽が観客の心をつかみ、チケットは全公演で完売し、これまで29万人を動員しました(主催者発表)。さらに、イギリスの演劇界で最も権威のあるローレンス・オリビエ賞で、演出賞など最多6冠を獲得するなど高く評価され、話題となりました。 ロンドンでは『オペラ座の怪人』や『ハリー・ポッター』など、世界的な名作が無期限ロングラン上演されていますが、日本作品がロングラン公演を行うのは今作が初めてということです。
■スタジオジブリ・鈴木敏夫P ロングラン上演へコメント
今回上演する劇場は、『オペラ座の怪人』などで知られる作曲家のアンドリュー・ロイド・ウェバーさんが所有するジリアン・リン・シアターに決定。ロイドさんが公演を見て評価したことから、ロングランへの貸し出しが決まったということです。 日程は2025年3月8日から、無期限でロングラン上演。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは、「人々がロンドンを思い浮かべるとき、トトロを思い出してくれると嬉しいです」と、ロングラン上演へ期待を寄せました。