“球が左右にバラける人”は蟬川泰果をお手本に! 簡単ドリルで縦回転スウィングをマスター【人気ゴルフYouTuber原田修平プロの短期集中連載②】
「ポイントは右ひざ! テークバックで右足を踏んだ後に右腰を後ろに引きながら右ひざを伸ばしていくと縦にクラブが上がっていきます。そうすると右サイドにスペースが生まれ、縦に振りやすくなるのです。 この時に、右足首の角度がフラットになるくらい、つまり、つま先から足の付け根までが一直線になるくらい右足をピンと伸ばすことがポイントになります。実際のスウィングではかかとが地面に接地しているために右足首に角度はつきますが、イメージ作りの段階では、それくらい右足を伸ばすことでクラブは縦に上がってくれるので、縦振りスウィングが身に付きやすくなるからです。右足首や右ひざに角度がついた状態でのバックスウィングは、つま先体重になって力が滞ってしまうからパワーがません。バックスウィングで右足は踏んで、伸び上がる、このイメージをしっかり頭に入れておいてください」(原田修平:以下同)
【ポイント②】縦回転に必要な柔軟性を養うストレッチ! 「蟬川プロのような縦振りスウィングを身に付けるには、バックスウィングでの右足の柔軟性が重要です。大抵の皆さんお尻やハムストリングといった足腰の裏側が固くなっているので、この部分をストレッチしておきましょう。腕をダランと下げ、右足を一歩前に出し左ひざを曲げ、お尻を後方に引きながら腰を落とします。右足の裏側が伸びているのを感じながら20~30秒、3セットほど行います。左足も同様に行います」
【ポイント③】実際に蟬川泰果のような縦振りスウィングを実際にやってみよう 「縦振りのスウィングをする時に、良いアドレスはお尻を持ち上げて、膝はあまり曲げずにセットアップします。この構えだと、クラブの始動の直後に右足を踏み込んでから伸ばしていく時にクラブが縦に上がりやすくなります。スウィング中のポイントは、ベルトのラインが斜めになるように骨盤の前傾ポジションをキープしておくことです。ベルトラインが水平になった時は、前傾が崩れて右膝が前に出てしまうので、こうなるとクラブの縦回転ができなくなります」 この「右足を伸ばすバックスウィング」と「骨盤の前傾をキープ」するスウィングが身に付くドリルを紹介してもらおう。
簡単ドリルで縦振りスウィングをマスター!
「バックスウィングもダウンスウィングも手を押す感覚になります。バックスウィングでは、左足を踏み込んで、左手を押して、右足を蹴り上げて、右肩を上げる。これを一連の流れで行い、ダウンスウィングは右足を踏み込んで、右手を押して、右足を蹴り上げて、左肩を上げる。この動きを連続して行うことで、肩や腰回りの縦回転が意識できます」 年の初めに、アナタはこのプログラムを終えた時には「蟬川泰果のような縦振りスウィング」が身に付いているはず! 原田修平の「悪い癖解消プログラム」第2弾はこれにて終了。第3弾も乞うご期待。 文/古屋雅章 撮影/小林司 協力/ゴルフスタジオPGST
みんゴル取材班