住宅ローンが年収の3割くらいになり少し苦しいかも。3割くらいの負担って普通ですか?
「マイホームの住宅ローンが年収の3割くらいになりそうだけど、少し苦しいかも……」といった不安を持つ人もいるでしょう。住宅ローンが年収の3割になると、負担が大きいと感じる人が多いため、借りる人は少ない傾向です。 本記事では、一般的に住宅ローンの返済がどれくらいの割合なのかについて解説します。無理のない住宅ローンの組み方についても解説しますので、ゆとりある生活をしたい人は参考にしてください。 ▼住宅ローンは「繰上げ返済」すべき? メリットについて解説
住宅ローンの返済負担率
住宅ローンを借りる際に目安となるのが、返済負担率です。返済負担率は、年収に占める年間の返済額を割合で表しています。返済負担率の計算方法は「年間返済額÷年収」で割り出すことが可能です。 住宅ローンを借りる場合、返済負担率をどれくらいに設定している人が多いのでしょうか。住宅金融支援機構「2023年 住宅ローン利用者の実態調査」によると、もっとも多い返済負担率は「変動型」「全期間固定型」で15%超~20%以内、「固定期間選択型」は15%超~25%以内です。 30%以上の返済負担率で借りている人の割合は、それぞれの金利タイプで10.4~13.7%でした。住宅ローンの返済負担率を年収の3割超にしている人は少なく、多くの人が2割前後にしていると分かりました。 一方で、30~35%の貸し付けを行う金融機関もあります。しかしお金を借りられるからといって高い返済負担率で住宅ローンを借りてしまうと、以後ゆとりある生活ができないおそれがあります。住宅ローンを借り入れる際は注意しましょう。
住宅購入における不満点
株式会社ライフビズパートナーズ(東京都杉並区)「不動産購入に関する調査」(調査日:2023年11日7日、調査対象:不動産購入者100人)によると、住宅購入の際にもっとも不満に思う点において、85.2%の人が「物件価格」を挙げていました。 無理して住宅ローンを借りていると支払いが厳しくなり、それ以降の生活が苦しくなってしまうでしょう。