大石公園で咲き始めたテッポウユリ＝１１日、那覇市識名（名護大輝撮影）

　高台から那覇の街並みを眺めながらホッとひと息ついたり、満開のテッポウユリを楽しんだり。那覇市識名の大石公園は、憩いの場として長年、市民から親しまれている。1985年にオープンした。管理者は那覇市。面積4・1ヘクタールの敷地内にグラウンドやテニスコートなどを備える。 【地図】那覇市の大石公園 　那覇市内を一望できる眺望は公園の名物の一つ。高台のベンチで昼食を取りながら、ゆったりと過ごすことができる。遊歩道の側には、約4千株のテッポウユリが並ぶ。市民ボランティア団体が水やりなどを行い、丁寧に育てている。例年4月には「ゆり祭り」を開催しており、ヒージャーオーラセーやヒージャー鳴き声大会などが行われる。 　犬の散歩で公園に訪れていた中田優美さん（37）と嵐貴ちゃん（1）は「初めて来た。ユリも景色もきれいだった。また利用したい」と笑顔を浮かべた。 　那覇市都市みらい部公園管理課の蓑毛旭（あきら）さんは「車で利用できる公園は市内に少ない。街を一望できる眺望をぜひ見てほしい」と呼びかけた。（社会部・玉城日向子） 　那覇市識名1の22。無料。年中無休。駐車場約20台（1時間無料）。テニスコートは午前7時～午後9時。高校生まで2時間350円、大人700円（ナイターは別途1時間280円）。電話098（951）3239。