初勝利を挙げた松井裕樹（ＡＰ）

◆米大リーグ　パドレス６―４ジャイアンツ（２８日・米カリフォルニア州サンディエゴ＝ペトコパーク） 　米大リーグが２８日（日本時間２９日）、本格開幕した。パドレスのダルビッシュ有投手（３７）が、ジャイアンツとの本拠開幕戦で先発し、６回途中１失点７奪三振１四球。７回途中から登板した松井裕樹投手（２８）が、１回２／３を無失点に抑え、メジャー初勝利を挙げた。 　松井は７回、２－２に追いつかれ、なお１死一、三塁のピンチに４番手で登板。暴投で二進を許し、中犠飛で三塁走者の生還を許したが、返球をカットして飛び出した二塁走者アーメッドをアウトにし、併殺にきってとった。その裏パドレスが連打に足を絡めて同点に追いつくと、なお無死一、三塁からボガーツが逆転適時打。さらに１死二、三塁からクロネンワースが適時二塁打を放って２点を追加。４点を挙げ、６－３とリードを広げた。回をまたいで８回にもマウンドに立った松井は三ゴロ、三ゴロ、三邪飛の３人で抑えた。 　ダルビッシュは２０日、ドジャースとの開幕戦でも先発しており“今季２度目の開幕投手”のマウンド。初回と２回にともに２者から三振を奪い、６人で退ける上々の立ち上がりを見せた。だが３回に先頭のコンフォートに右翼線への二塁打を許すと、１死二塁からアーメッドに左翼線へ適時二塁打を打たれ、先取点を献上した。４回も二塁打と単打で無死一、二塁とされたが、三振、投ゴロ、三振で切り抜けた。パ軍打線が５回にジ軍先発ウェブに連打を浴びせて２点を挙げて逆転。待望の援護をもらったダルビッシュは６回、先頭のソレアにこの試合初の四球を与えて降板した。 　ダルビッシュはドジャースとの開幕戦でも、自身４度目の先発投手を務め、３回２／３、７２球を投げて２安打、３奪三振、１失点（自責点０）で降板。今年も開幕戦勝利には届かなかった。注目の大谷翔平との初対決は２打数１安打だった。