戦力アップ失敗!? J1夏の補強評価ランキング18位。補強1人で大丈夫? 気になる選手層の薄さ
毎年サッカー界を賑わす移籍市場は、世界はもちろん日本でも盛り上がりを見せる一大行事だ。多くのファンが一喜一憂するこの期間は、その年のクラブの成績を左右する大事な時期となる。今回は、先日閉幕した夏の移籍市場で的確な補強を成功させたJ1クラブをランキング形式で紹介する。(文:Nobuya Akazawa|J1全部見るマン)
18位:FC東京 【IN】 • エヴェルトン・ガウディーノ[グレミオ・フット=ボール・ポルト・アレグレンシ(ブ ラジル)/期限付き] 【OUT】 • 寺山翼[鳥栖/期限付き] • 徳元悠平[名古屋/期限付き] • 熊田直紀[いわき/期限付き] • 西堂久俊[岐阜/期限付き] • ジャジャ・シルバ [鳥栖/期限付き] • 松木玖生[サウサンプトン(イングランド)] • 荒井悠汰[富山/期限付き] • 小川諒也[シント=トロイデン(ベルギー)/完全移籍] 徳元悠平、松木玖生ら多くの選手がこの夏にチームを離れたが、新たに加わったのはエヴェルトン・ガウディーノ1人だった。サイドバック(SB)やMFの層の薄さは気になるところで、小泉慶や高宇洋らが負傷離脱するようだと、苦しい戦いを強いられそうだ。 ウイング(WG)の能力を押し出すことでゴールに迫っていくFC東京の戦い方を見ると、ガウディーノが加入したことによる効果はあるだろう。強引な突破とそれを支えるスクロールの大きさが特徴で、スピードとフィジカルを活かしながらクロスを供給したりと、1人で局面を打開できる。セットプレーのキッカーとしても期待できる。 6試合勝利がなく、10位まで順位を下げた。8月24日の京都サンガF.C.戦では0-3というショッキングな敗北を喫したが、続くサンフレッチェ広島戦では2点を追い上げる気迫を見せた。現有戦力で再浮上するには、ガウディーノの爆発が必要になりそうだ。
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