キムチ桶に現金2億ウォンとゴールドバー…韓国国税庁「悪質」高額滞納者696人追跡調査
【11月26日 KOREA WAVE】韓国国税庁は、財産を隠して脱税していた高額滞納者696人の財産追跡調査を進めていると発表した。対象者には、納税能力がありながら賭博の当選金を隠した人や、親族などに財産を不正に移転した人などが含まれている。 このうち、ある男性(92)は本人所有の土地を子どもに譲渡したのに税金を納付せず、数十億ウォンを滞納した。国税庁は男性の子どもに関わる4カ所を一斉捜索し、キムチ桶に隠した2億ウォン(約2200万円)やゴールドバーなど、計11億ウォンを徴収し、一家7人を告発した。 調査では、スロットマシンの高額当選金を隠していた例や、所得を親族名義の海外保険契約に偽装し、財産を海外に隠した事例が確認された。 国税庁は、当選金の使用履歴や送金した保険料の出所を追跡し、発行済み小切手の支払停止や債権の差し押さえを進めている。 さらに特別な所得がない配偶者名義で不動産を取得し、虚偽の仮登記を設定して財産を隠す滞納者も摘発された。国税庁はこれらの不正行為に対し名義回復訴訟を起こすほか、刑事告発の手続きも進めている。 国税庁は今年1~10月に約2兆5000億ウォン(約2750億円)を現金徴収または債権確保したほか、仮想資産や動画配信者の収益も差し押さえの対象としている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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