崖っぷちの日本ハム・新庄監督 佐々木朗希に脱帽「何も動けなかった」第2戦は先発金村、山崎福がブルペン待機「悔いないように」
「CSパ・ファーストS・第1戦、日本ハム0-2ロッテ」(12日、エスコンフィールド) 【写真】中村奨に被弾 足を組んでぼう然と見つめる新庄監督 日本ハムがロッテ・佐々木朗希を攻略できず初戦を落とした。 試合後、新庄監督は佐々木について「まあ、何も動けなかったっていうね。ランナーも出なかったし、そんなに。しかしワンバン投げないですね。コントールも良かったし、気合いも入ってましたね」と脱帽。変化球が多い配球面はこれまでと特に変わらなかったとし、「スライダーでカウント取ってくるボールが狙い目でしたけど。口では簡単に言えますけど、打席に立ったことないし」と苦笑いを浮かべた。 試合は初回、先頭の浅間が四球を選んだが、二盗失敗。続く清宮も四球で出塁したが、3番・レイエス、4番に抜てきされた郡司が凡退した。四回、五回、七回と先頭を出したが、好機を拡大できず。佐々木が代わった九回も反撃できなかった。 先発の加藤貴は2発に泣いた。今季ロッテ戦5勝1敗と相性がよく、持ち前の制球力で投手戦を演じた。だが五回に中村奨に先制ソロを被弾。七回にはポランコにソロを浴びた。 ただ、短期決戦で後ろを振り返っている時間はない。第2戦は金村が先発し、山崎福をブルペン待機させる方針。「明日負けてしまったら終わりなので、悔いないように」と、代え時の大切さも口にした。 初戦を落とし、追い込まれた状況だが、気持ちは前向き。「選手がどうとかこうとか関係ない。明日勝って、明後日試合して、福岡行って、ね。やるということだけ考えて。雰囲気は悪くない」とうなずいた。