険しい山道を登るメルセデス・ベンツ「G 580」のCMに登場するイケオジは?
雷雨をやり過ごし、雲や霧の中をぐいぐいと駆け上がる姿を思い描きながら、傾斜のオブジェに止められた青い電気自動車へバッテリー充電するクールな外国人男性が登場する、メルセデス・ベンツのオフロード走破性を進化させたGクラス史上初の電気自動車「G 580 with EQ Technology」のCM「The RISE OF ELECTRIC」が10月よりオンエア。 このCMに登場するのは、アメリカ・フィラデルフィア出身の俳優 / 映画監督のブラッドリー・クーパーです。クーパーはTVシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ』で俳優デビューし、2009年の『ハングオーバー!』シリーズの第1作『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』でブレイク。2012年の『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー主演男優賞にノミネートされると、翌年の『アメリカン・ハッスル』で同助演男優賞、2014年の『アメリカン・スナイパー』で同主演男優賞と3年連続で同賞にノミネートされるなど、9つのアカデミー賞やトニー賞を含む多くの賞の候補に挙がり、米週刊誌『ピープル』の「最もセクシーな男性」にも選出されるなど、名実を兼ね備えた俳優として人気を博しています。 また、2018年にはレディー・ガガと主演した『アリー スター誕生』で映画監督デビューを果たし、アカデミー作品賞のほか、主演男優賞と脚色賞にもノミネート。同作のサウンドトラック『アリー / スター誕生 サウンドトラック』(写真)はビルボード200を含む多くの国で1位を獲得。レディー・ガガと歌った同作の挿入歌「シャロウ ~『アリー/ スター誕生』 愛のうた」は、グラミー賞の最優秀ポップ・デュオ / グループ・パフォーマンスを受賞、アカデミー賞では歌曲賞を受賞しています。『アベンジャーズ』シリーズではロケット役の声優を務め、アカデミー作品賞にノミネートされた『ジョーカー』や『ナイトメア・アリー』の製作を手掛けるなど、俳優、映画監督、プロデューサー、歌手と幅広く活躍する国際的なスターとして名を馳せています。 なお、CMで流れている楽曲は、「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」(Ain't No Mountain High Enough)。1967年にマーヴィン・ゲイとタミー・テレルが発表した楽曲を、CM用のオリジナル・アレンジでカヴァーしています。ゲイとテレルのオリジナル・ヴァージョンは全米19位を記録し、『グッドナイト・ムーン』『タイタンズを忘れない』『ブエノスアイレス恋愛事情』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などの映画にも使用されました。また、1970年にはダイアナ・ロスがカヴァーし、全米1位を獲得、グラミー賞最優秀女性コンテンポラリー・ヴォーカル・パフォーマンス賞にもノミネートされました。2005年のアニメ映画『チキン・リトル』のサウンドトラックなどでもダイアナ・ロス版の「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」を聴くことができます。