井上尚弥、6月の全米ボクシング記者協会表彰式出席へ 85年の歴史で日本人初の最優秀選手賞受賞
全米ボクシング記者協会(BWAA)は14日(日本時間15日)、昨年の最優秀選手賞(シューガーレイ・ロビンソン賞)に選出した世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者の井上尚弥(大橋)が、6月6日にニューヨークで行われる表彰式に出席すると公式ホームページなどで発表した。 1938年から表彰が始まった同賞を日本人が受賞するのは初。昨年7月、WBC、WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦し、8回TKO勝ち。同12月には10回KO勝ちして史上最速で2階級4団体統一を果たした、マーロン・タパレス(フィリピン)戦が評価された。世界3団体ウエルター級(66・6キロ以下)統一王者テレンス・クロフォード、WBA世界ライト級王者ジャーボンテイ・デービス(ともに米国)らを抑えての授賞となった。 BWAAのホームページでは「米国および世界中の記者が私に投票してくれたことは、大変光栄なことです」と井上尚の喜びの声を伝えた。また、「たとえ日本で戦っていたとしても、自分のパフォーマンスがアメリカで認められたことは大きな意味がある」とも語っている。
報知新聞社