メルセデス・ベンツ CLEクーペを発売。革新的なコンセプトとテクノロジーを備えた2ドアクーペ
専用デザインのスポーツシートも標準装備
インテリアは、プレミアムクーペのスポーティさを引き立てるドライバーオリエンテッドなコクピットデザインを採用。人間工学に基づいて配置された12.3インチと11.9インチの2つの高解像度ディスプレイがコックピットを先進的かつ機能的に引き締める。しかも後者はドライバー側に6度傾けられている。 フロントシートには、専用開発のスポーティなデザインを採用し、ドライビングマインドを刺激する。シート素材は標準でレザーARTICO(ブラック)、オプションのレザーエクスクルーシブパッケージは4色の本革内装を用意。本革内装を選択した場合は、マルチコントロールシートバックパッケージ(運転席・助手席)やシートベンチレーター(シートヒーター機能含む)(運転席・助手席)も装備される。 リアシートは左右独立式(乗車定員は4名)で、シートバックは40:20:40の分割可倒式。また2ドアクーペながら、フラットなトランクフロア形状と出っ張りの少ないトリム形状により、使い勝手に優れたトランクルームの容量は420Lを確保している。さらに、自動開閉トランクリッドやフットトランクオープナーも標準装備する。
日本仕様はAMGラインを採用。パワートレーンは2Lターボ+ISG
今回発表された日本仕様は、2L 直4ガソリンターボエンジンを搭載したCLE 200のみ。しかも内外装にはAMGラインが標準採用され、エクステリアでは力強くスポーティなスタイリングとなり、インテリアでは独創的な3ツインスポークとフラットボトムデザインが特徴のマルチファンクションステアリングやARTICO ダッシュボードなども備わる。 パワートレーンは、最高出力204ps(150kW)/最大トルク320Nmを発生し、9速ATとの間に配置される第2世代のISGと組み合わされるマイルドハイブリッドを採用。短時間最大で23ps(17kW)/205Nmの電動ブーストが可能で、滑らかで力強い加速を楽しめる。 足まわりでは、一定以上の負荷がかかった場合に、瞬時に減衰力を高められるセレクティブダンピングシステムを採用したスポーツサスペンションを標準装備。オプションで、連続可変ダンピングシステム搭載のダイナミック ボディコントロール サスペンションや、リアアクスル ステアリング(後輪操舵)も設定される。 快適装備では、これまで以上に学習能力を高めた第3世代のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)や、ブルメスター 3Dサラウンドサウンドシステム(オプション)、64色から選べるアンビエントライト プレミアムなどを採用。安全装備では、デジタルライトやレーダーセーフティなどを含む、最新世代のインテリジェントドライブを標準装備する。 日本仕様のメルセデス・ベンツ CLE200クーペ スポーツの車両価格(税込)は、850万円。ハンドル位置は右のみとなっている。CLEのヨーロッパ仕様ではAMG CLE53 4マティック+やカブリオレも発表されており、これらも遠からず日本デビューを果たすだろう。今や日本市場では貴重な2ドアクーペ、その流麗な姿を実車では焼くみたいものだ。 ■メルセデス・ベンツ CLE200 クーペ スポーツ主要諸元 ●全長×全幅×全高:4850×1860×1420mm ●ホイールベース:2865mm ●エンジン:直4DOHCターボ+モーター ●総排気量:1997cc ●最高出力:150kW(204ps)/5800rpm ●最大トルク:320Nm/1600-4000rpm ●トランスミッション:9速AT ●駆動方式:FR ●WLTCモード燃費:14.5km/L ●タイヤサイズ:前245/40R19・後275/35R19 ●車両価格(税込):850万円
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